FSU工法とは

澤田工務店では、リフォーム・新築工事において『FSU工法』を推奨しています。
建築はその工程においてどうしても資源の採取やエネルギーの消費、廃棄物の産出などで自然環境に負担を強いてしまいます。
そのような現状を打開しようと、せめて自分が関与する建築・住宅だけでも環境への負荷が少なく、むしろ負荷を削減する方向に作用させたいという想いから考えられた木造軸組の新工法です。
『FSU工法』は「Forest Stock in Urban space」の略で、直訳すると「都市空間における森林のストック・蓄え」という意味です。

建築はその工程においてどうしても資源の採取やエネルギーの消費、廃棄物の産出などで自然環境に負担を強いてしまいます

FSU工法とは、柱(105〜120角以上)と同寸の角材を並べ立て、角材に空けた16φの穴に密接する鋼材(16φ)数本で連結したパネルを、柱間に挿入して耐力壁とする木造軸組金物工法の一種です。
この工法は、あくまでも工法の一つでしかなく、この工法だから在来工法と比較して格段に美しい・建設費が安いというものではありません。

しかし、在来工法とFSU工法の大きな違いは、環境負荷の軽減に最も貢献する建築工法だという点です。
同じ家を建てるのであれば、

・地球温暖化の抑制に寄与したい
・脱プラスチック、脱環境汚染素材に貢献したい
・地域の森林整備の促進に参加したい

という想いをお持ちの方のための工法と言えるでしょう。

ここでは、『FSU工法』が果たす社会的・環境的役割、そして建築的特性をご紹介します。

FSU工法の社会的・環境的役割

地域の林業を活性化させ、森林整備を促し、二酸化炭素の吸収量を促進させます 部材は再利用することができるため、廃棄を極力削減し、新建材の生産を抑えることができるので、脱プラスチック・脱環境汚染型建材を促進します

① 燃料を消費して輸入される外材ではなく、各地の杉などを国産材を使用します。
地域の林業を活性化させ、森林整備を促し、二酸化炭素の吸収量を促進させます。

② 部材加工に使用されるのは、各地域で育まれた木材を使用します。
地産地消を旨としているため、地域の中小木材加工業者の雇用促進にも繋がります。

③ 建材生産に必要な素材は可能な限り入手が容易なものとなっています。
加工も大資本を必要としない、地産地消の木材生産技術で可能なものとなっています。

④ FSU工法では、建築のほとんどを木材のみで構成します。
部材は再利用することができるため、廃棄を極力削減し、新建材の生産を抑えることができるので、脱プラスチック・脱環境汚染型建材を促進します。

⑤ 一般的な住宅においては、平均30年程度で解体・廃棄される建材が出てきます。
部材として再利用することで、使用木材の育成年数以上の期間使用が可能な構造となっています。
それにより、廃棄物の排出を削減し、二酸化炭素の固定延長を促進します。

⑥ FSU工法では、本工法によって使用された部材の使用状況の全情報を集約管理し、情報公開しています。
そのため解体された他の家の部材も無駄無く利用することが可能となり、不要な排気や焼却を防ぎます。

FSU工法の建築的特性

軸組構造外壁と間仕切りで60分の耐火試験に合格 躯体現しの場合、化学物質の少ない健康的な空間

① 軸組構造外壁と間仕切りで60分の耐火試験に合格しています。
そのため、防火地域以外の市街化地域で、認定の仕様での木造準耐火構造(3階建3000㎡以内の公共建築・特殊建築物)が実現可能です。

② 躯体現しの場合、化学物質の少ない健康的な空間となります。
木だけの空間が気になる場合は、木にクロス等の直張り仕上げも可能です。

③ 居住性において熱容量が高く、一度温めると冷めにくいという特徴を持ちます。
その高い調湿機能のおかげで、過乾燥やジメジメの無い快適な内部空間となります。

④ 部材のほとんどを最初から工場加工しており、職人不足の解消に繋がります。
また、現場においても職人の内部作業の手間・時間を少なくすることができ、仕上がりが職人の出来不出来に左右されません。

⑤ 解体と部材の再利用を前提に考えられた工法です。
新しく使用する建材が少なく、生産と廃棄でのエネルギー消費や廃棄物の削減に貢献できます。

⑥ 輸入材ではなく、各地の杉を大量使用して林業を活性化させます。
それによって地域の森林整備を促し、二酸化炭素の吸収促進に貢献することができます。

⑦ 部材は工場で加工されて建て込む工法です。
木材の使用量は在来工法と比較して3〜4倍と多いですが、生産の合理化が容易であり、工場加工の徹底により在来工法より短期間・割安で建築可能です。

⑧ 建て込みも屋根パネルまで2〜3日で終了します。
サッシさえ取り付ければ外部からの水密気密を確保した木造スケルトン工事が短期間で実現可能です。

※FSU工法は(株)結設計と協業して施工を行います。

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