ライフステージに応じて変化する家
このお住まいはFSU工法の最小限住宅として、応急仮設住宅の建築面積はそのままに、改良版として提案させて頂いた9坪住宅です。
FSU工法は人生の各ライフステージにおいて必要となる空間を、後から付け足したり除去・移築といった対応が可能となる工法です。
小校貼りの外壁部分が核となる最小限住宅で、下見板貼りの外壁部分の二階が付け足した子供室となります。
また、一階が多目的室でもある作業室です。
その間が駐車場となり、その上はバーベキューなども出来る二階屋外デッキスペースになっています。
建物の殆どの部材は全面解体することができる上、その部材は同じ工法の他の建築に容易に再利用することができます。
核となる最小限住宅の居間食堂は吹き抜けになっています
キッチン・水回りの壁は白く塗装し清潔感を演出し、キッチンの後ろには食器棚を設けています。
吹き抜け上の部屋は寝室となっており、仕切りは手摺だけというシンプルな構造です。
キッチンの奥には子供室などに通じる通路があり、家事コーナーでもあるPC用机が用意されています。
作業室は多目的室です。
黒い大きなものは暖房用薪ストーブで、湧かしたお湯を居間食堂の床下のコンクリートに埋め込んでいる架橋ポリ管にお湯を送り蓄熱させ、終日放熱させることができるため、省エネ効果が期待できます。
設計:(株)結設計