地元の木材を活用したスタジアム
岩手県釜石市にある釜石鵜住居復興スタジアムは震災復興のシンボルとして、震災によって大きな被害を受けた旧鵜住居小学校、釜石東中学校の跡地に建設されたスタジアムです。
ただスタジアムとしての機能を持つだけでなく、「震災の記憶と防災の知恵」を次世代に伝えるという大切な役目を持っています。
震災復興のシンボルとして地元釜石産の木材(釜石市尾崎半島林野火災被害木)を活用しています。
一般的にスタジアムと聞くと、鉄骨やコンクリートといった無機質なイメージが強いですが、ふんだんに木材を使用することで非常に印象的で優しさのある造りになっています。
主に、やぐらの中に建てられたラウンジ棟・トイレ棟・ラグビーW杯用のラウンジや運営本部室などに使用されています。
また、観客用トイレ・ラグビーW杯用のラウンジ・運営本部、インタビュールーム棟はFSU工法が採用されています。
設計:(株)結設計